こんばんは。16卒のなぎです。
- 理系院卒×大手メーカー勤務
- 第一志望に内定
- 研究開発職×社会人3年目
そんな僕から理系大学院生の皆さんに
僭越ながらアドバイスを贈りたいと思います。
- 仕事をしてみてわかったこと
- 研究開発職に求められること
ここら辺にも触れながら綴っておきます。
理系就活の面接対策でよくある質問って
- 研究内容を説明してください
- なんで大学院に進学したの?
この2点が圧倒的に多いと思います。
本記事で対策を考えていきますね。
【質問1】研究内容について教えてください
研究室全体における自分の研究テーマの位置づけを語れると好印象だと思う。
理系院生が必ず聞かれるの質問が研究内容。
研究内容を伝えるときに大事なことを列挙します。
- 必ず結論が最初
- 専門用語は最小限に。使うなら補足する気持ちで。
- 研究室全体の中での自分の役割(位置づけ)も伝えたい
- 自分のオリジナリティ、頑張った点をアピール
- 身につけたことも付加価値として伝えたい
結論が最初!『専門用語』を最小限にして適宜補足しよう
回答例:私は新しい材料開発を行ってきました。(最初に結論)私の所属する研究室ではカーボン繊維強化プラスチック:CFRPを改良した材料を開発しており、私はその中でも〇〇を目的として、××してきました。
研究に関する説明は相手がイメージしやすいように、まずは何をしているのか?を伝えてください。ここでは『新しい材料開発』と述べていますね。
専門用語を避けよう!といっても避けきれないのも事実。
すべてわかりやすい言葉に置き換えてしまうと幼稚な印象を受けてしまうので、必要最低限は使いつつも、知識のない面接官を思いやった補足をしましょう。
具体例で説明していくと『CFRP』とだけ述べるのは避けましょう、ということです。どうしても使いたい専門用語があるならば、補足することをおすすめします。
CFRP:カーボン繊維強化プラスチックという感じでね。CFRPを知らない面接官であっても『ああ、プラスチックの研究をしてるのね』となるわけです。
研究室全体のビジョンと自分の役割を述べよう
回答例:私の研究室では新しいプラスチック材料を開発することで、年間〇〇トンのCO2削減を目指しています。私は材料の実用化に向けて〇〇のプロセス開発に取り組んできました。
新しいプラスチックで本当にCO2が削減できるの?というツッコミは置いておくとして、大事なことは研究室全体で目指しているビジョン(研究背景)を伝えること。
その中で自分の役割はどういう部分にあるのか?を伝えましょう。
何のために・どんな価値を創造するために
あなたが研究をしているかが伝わりますから。
『上位方針から自分の仕事の価値を理解すること』
社会人になって求められる重要なスキルです。
これができれば仕事のやりがいにも繋がりますからね。
自分のオリジナリティ・頑張ったことを伝える
反対意見もあるのを承知でお伝えしておきますが、僕は『人間性が伝わる』という点で頑張った点をアピールするべきだと考えています。
僕自身が就活において研究内容を伝えるときに心がけていたのが、自分のオリジナリティや頑張ったことを伝えるということです。結果的にうまくいっているので全く問題はなかったと思います。
研究自体を理解してもらうよりも、頑張った点を理解してもらったほうが自分の人間性が伝わるから。研究自体はサラっとでOK!
もちろん、面接官が技術者なのであれば研究内容についても後からがっつり説明を求められます。そのときも専門用語は適宜補足をしてくださいね。
回答例:私は研究の中で専門外の知識が必要となり、他分野の教授のもとにアポをとり助言を頂きながら取り組みました。
情報収集は仕事にも通じる能力ですからね。
<最後に一言>研究で身につけたことをアピールしよう
誰もが使える文言を用意してみました
専門性そのものは役に立たない場合がほとんど。
だから専門性を身につけるプロセスを
強調することをおすすめします。
回答例:大学・大学院での3年間の研究を通じて得た専門知識を得る力は新たな知識が必要となる御社の業務においても役立つと考えています。
専門知識を得るプロセスは仕事でも役立ちます。
具体的なエピソードを語れるとさらに良いですね。
【質問2】どうして今の大学院へ進学したのですか?
これもほぼ聞かれるので具体的な回答例を必ず持っていきましょう。
内部推薦?│内部進学をした場合の回答例は?
『内部推薦を使えるから』という理由で
出身大学の大学院に進学した人も多いのでは?
僕もそうでした。特に深い理由はなく...
でも面接では正直に伝えなくて大丈夫ですよ。
回答例:自分の興味と研究内容がマッチしていたことが最大の理由です。研究環境に恵まれていたこともあり、あと2年研究テーマを追求したいという思いも強くありました。
学校推薦を頂けたことも理由の1つにはなっています。
嘘をつくのがどうしても嫌な人は
最後に補足しても良いかもしれません。
学歴ロンダリング?│ 大学・研究室を変えた場合の回答例は?
基本的に事実をポジティブに話せばOK
内部推薦をもらえなかったからという理由で
他大学の大学院を受けている人も多いと思いますが
そのまま伝えるのはちょっと待ってください。
内部推薦をもらえなかったのは成績をみればバレますが、動機くらいはポジティブに伝えておいたほうが良いと思います。
ダメな回答例×:自分の大学への推薦資格がなかったので他大学も受かったので進学しました。
良い回答例〇:より興味のある研究を行う大学院で学びたかったから
というようにポジティブに言い換えましょう!
【最後に】SPI対策も怠らずに!
そもそも面接まで行けない...ということにならないようにSPIも対策しておきましょう。
特に対策を怠りがちなのが『性格診断』です。
僕がおすすめしたいのが『キミスカ』というスカウトサービス。
キミスカの性格診断だけ受ければ十分だと思います。
- 無料会員登録をするだけで受検可能
- 結果はWeb上ですぐにわかる
虚偽傾向判定(嘘ついていないか)をしてくれる点がかなり良い。
Webで無料で受けられて
結果をその場で教えてくれて
SPI/Webテスト対策になる。
就活生にとってはかなり嬉しいサービスです。
『キミスカ』自体は、リクナビ/マイナビのような大手の就活サービスではないですが、優良な企業と優秀な学生たちを少数精鋭でマッチングさせる(=スカウトしてくれる)サービスですので、登録しておいて損することはないかな?と思います。
ではまた
なぎ