就活生の皆さん、こんにちは。
社会人4年目ブロガーのなぎです。
本記事では上記の不安を持つ就活生に向けて
ES添削の軌跡を残しておきたいと思います。
『JR東海×志望理由』をみていきましょう。
JR東海を志望中の就活生はもちろんですが
就活生であれば誰であっても
ESを書く際のヒントになると思うので
お時間の許す限り読んでみてください。
- 【はじめに】選考通過ESをGET!『就活ノート』が便利すぎた
- 【疑問】選考通過ESなのに添削すべき点があるの?
- 【選考通過ES】JR東海×志望理由(原文)
- 【要点整理】ESで言いたかったことを抜き出してみた
- 【改善点】マクロな世界で終わらせるのはもったいない!
- 最後に│一般論は不要。具体的に、経験を。
【はじめに】選考通過ESをGET!『就活ノート』が便利すぎた
本記事では『就活ノート』に掲載されている
『選考通過ES』の添削を行なっていきます。
最初に就活生必見のサービスを紹介しておきます。
『就活ノート』という就活サイトは
就活生がつくるリアルな就活情報
選考レポートを掲載している無料のサービス。
『就活生の悩みを全て解決』
そんなコンセプトで運営されているので
選考通過ESを提供しているだけでなく
非常に質の高い記事がたくさんあります。
※2019年9月時点で1年程度更新が止まっていますが
優良な情報であることには変わりありません。
1000社以上の選考通過ESを
無料会員登録だけでGETできるので
サクッと登録しておきましょう。
【疑問】選考通過ESなのに添削すべき点があるの?
改善点は必ずあります。
『完璧なES』など
ほとんどないから。
ちょっとカッコつけちゃいました(笑)
『選考通過ES』と謳ってはいるものの
非の打ち所がない満点のESか?と問われると
必ずしもそうとは限らない、というのが私の意見。
選考通過ESであっても内定をGETしたかまでは不明だし
仮にあなたが全く同じESを出したときに
内定をGETできる保証もありません。
1つずつじっくり読んでみると
『ココを直せばもっとよくなるのに』
なんて思うことも多いんです。
大手メーカーで研究開発をして4年目となる経験と
ブログを通じた『50人以上』のES添削経験を糧に
添削過程を記事にしていけば価値があるのでは。
そんな想いで本記事を綴っていきます。
前置きが長くなりましたが本題へ移ります。
【選考通過ES】JR東海×志望理由(原文)
まずは原文をそのままお読みください。
当社(JR東海)への志望理由を記入してください。
自ら挑戦し日本の経済を活性化させたい。この想いから貴社を強く志望する。私は学生時代周囲と協力し主体的に挑戦してきた。その結果、多くの人が喜んだ時に達成感を得た。この主体性を活かして日本の未来を明るくしていきたい。超電導リニアが開通し、人の移動が迅速かつ活発になれば大都市圏が形成される。その結果、市場も大きくなり雇用も創出される。人が移動することで生まれる経済波及効果は計り知れないと私は考える。超電導リニアを開発し、かつ東京〜大阪間を結ぶ巨大経済圏を創出する貴社でなら私の想いを実現できると思ったので志望した。
ふむふむ。なんだか熱い思いを持っていそうです。
一読しただけでも改善点がいくつかありますね。
【要点整理】ESで言いたかったことを抜き出してみた
まずは今回のESの内容を整理しておきます。
- 日本経済を活性化させたい
- (実体験)人が喜んだときに達成感を覚えるから。
- 学生時代にも主体的にチャレンジしてきた。
- 貴社で超電導リニアに携わり、巨大経済圏創出に貢献したい
- それが貴社の強みである事業であり、私のビジョンとも重なる
結構長めの文章ですが、要点を抜き出すと上記の通り。
『強みである事業とビジョンが重なる』は僕の曲解かもですが
まあ要するにJR東海のビジネスに興味あるよ、ってこと。
上記以外の部分はいわゆる『一般論』であると感じたので
志望理由の内容に記載する必要はないのかな?と。
こうやって整理してみると気になることがありませんか。
改善点が少し見えてきましたね。
【改善点】マクロな世界で終わらせるのはもったいない!
志望理由は一般論や抽象的な表現で留めるべきではありません。
内容が具体的であればあるほど、説得力が増します。
具体的にする際には『経験(実体験)』を書きましょうね。
マクロの世界(=誰が提出しても問題ない内容)ではなく
もっとミクロな世界(=キミだけの実体験を伴う内容)を。
良いESというのは読んだだけで書き手の人柄が見えてきます。
びっくりするほど鮮明にね。
面接でのやり取りを通じて「ESを読んだ印象と受け答えをしている就活生に差異がないか?」を確認しているのです。
1.学生時代に「主体的に」どんな挑戦してきたのか?
自己PRで書くから志望理由には不要かなと思ってたんだけど。
たしかに、その可能性はあるね。
『自己PR』や『学生時代に力を入れて取り組んだこと』で主体的な挑戦について触れているなら、志望理由で敢えて書くほどではないのでは?と思う気持ちはわかります。
ただ、自己PRを先に読んでくれるとは限りません。
最悪の場合、最初に『志望理由』のみを読んで
「ESでお祈り」と判断されるかもしれないですよね。
だから、多少は触れておくべきなのです。
僕が挑戦について具体的に志望理由に入れるのであれば
- 私は、6年続けた塾講師アルバイトで社員・先輩・後輩を巻き込み『生徒満足度向上』に挑戦してきました。
こんな一文を入れますね。
『主体的に挑戦』とだけ書くよりもイメージがわきますよね?
これ以上の具体的な内容は自己PRで書けばいいんです。
社内でのプロジェクト推進に役に立ちそうな経験をしているな
といった印象を持ってもらえるかもしれません。
2.『強みをどう活かしたいのか?』は相手に想像させるべき内容
会社内でどんな能力や資質が役に立つのか?については社会人経験のほとんどない学生の立場では、想像の域を逸することができません。
『強みは〇〇だから!△△で活かしたいです!』と明確に伝えるのではなく、実体験やそこからの学びを述べつつ、相手に「この子の強みは〇〇だな」という印象を与え、携わりたいことと一緒に伝えるとよいでしょう。
文章の好みにもよりますし、賛否両論あると思いますが。
個人的には『〇〇で活かしたい』とまで書く必要はないと思います。
どう活かしたいか?=何に携わりたいか?
こう置き換えると覚えておいてください。
- 強み=『周囲を巻き込んで主体的に挑戦してきた経験』とそこからの学び
- どう活かしたい?=超電導リニアの実証実験に携わる中で力を発揮したい
僕が書くならこんな感じ。(実証実験は適当だけど)
3.超電導リニアの何に携わりたいの?
何に携わりたいか?まで書いて初めて"JR東海を"志望する理由になるはず。
今回のESの最大の欠点は「で、何をしたいのか?」がわからない点。
もしかしたらESの他の項目で伝えているのかもしれませんが
先ほども伝えた通り、志望理由しか読まれない可能性もあります。
文字数が150字程度と限られているなら仕方ないですが
そうでないなら何に携わりたいか?を具体的にしないとダメです。
- 超電導リニアの材料開発をしたい=メーカーにいけ
- 超電導リニアの車両をつくりたい=メーカーにいけ
- 超電導リニアの線路を作りたい=国家公務員or建設系メーカーにいけ
- 超電導リニアを海外展開したい=商社に入社して組んだほうがよくない?
『超電導リニア』に携わる方法はJR東海だけではないはずです。
そこまで考えている学生のほうが少ないかもしれませんが
「JR東海ならではの理由」を述べないと
面接官はなかなか納得してくれないと思います。
これはJR東海だけではなく他社でも同じことですが
『なぜ数ある企業のなかで志望するのか?』
僕が面接官ならこの疑問にきちっと答えてほしいです。
最後に│一般論は不要。具体的に、経験を。
何度もいいますが、ESに一般論は不要です。経験をできる限り具体的に書いて。
悩みに悩んだ結果の内容なのは百も承知。
でも、もっと具体的にしてほしい。
そうじゃないとあなたらしさが伝わらないから。
頑張れ、就活生。
ではまた
なぎ