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理系就活生の未来を大手メーカー社会人4年目が綴る【就活専門ブログ】

【東レ】通過ESの志望理由を添削(例文あり)│一般論は不要だ!論理構成を書き出してみて!

就活生の皆さん、こんにちは。

社会人4年目ブロガーのなぎです。

本記事では上記の不安を持つ就活生に向けて

ES添削の軌跡を残しておきたいと思います。

東レ×志望理由』をみていきましょう。

ESを書く際のヒントになると思うので

しっかりと読んでみてください。

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本記事では『就活ノート』に掲載されている

『選考通過ES』の添削を行なっていきます。

最初に就活生必見のサービスを紹介しておきます。

就活ノート』という就活サイトは

就活生がつくるリアルな就活情報

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そんなコンセプトで運営されているので

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【疑問】選考通過ESなのに添削すべき点があるの?

改善点はある。
『完璧なES』はほとんどないから

『選考通過ES』と謳ってはいるものの

非の打ち所がない満点のESか?と問われると

必ずしもそうとは限りません。

仮にあなたが同じESを出したとき

内定をGETできる保証もありません。

  • こうしたらもっと良くなるのになあ

正直、そう思うことの方が多いんです。

大手メーカーで研究開発をして4年目となる経験と

ブログを通じて50人以上のES添削をしてきた経験を糧に

添削結果を記事にしていけば価値を提供できるのでは。

そう思い立ち、筆を取ることにしました。

『わかりやすいESを書くコツ』みたいなものも

伝えていけたらいいなーと思ってます。

ESを読んで質問したくなること

深掘りしておいたほうがいいこと

上記についても触れていきます!

【添削対象ES】「東レで挑戦したいこと実現したいこと」(300字)

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まずは原文をそのまま読んでみてください。

私の夢は今の常識を破壊し、新たな常識を創造することで大きな社会貢献をすることです。というのは今ある流れに逆らって何かを創り出すという行為は達成できたときに世界中を巻き込む成果を生むことができると考えるからです。それだけ大きなイノベーションを夢見ることはとても高揚します。そして貴社は夢の素材と言われる炭素繊維に積極的に投資をしていて、これが実現すれば社会的にとても価値のあることだと言えます。特に我々の身の回りにあふれる繊維というものの常識が変われば世の中に多大な変革をもたらせるのではないかと考えており、それに携わることで私の夢である新たな常識の創造による社会貢献が達成できると考えます。

『選考通過ES』だと思われますが

改善点はまだまだあると思うのです。

1つずつみていきますね。

※本記事に記載する内容はあくまでも個人的な考えであり、原文を否定するものではありません。

【良い点】1文目・2文目の構成はGood

ESの基本構成はPREPです。

最も大切なところなので補足しておきます。

  • P:Point=結論
  • R:Reason=理由・根拠
  • E:Example=具体例
  • P:Point=結論

この順番で書くと読み手が一読で理解できます。

今回の場合をみていきましょう。

Point=結論:私の夢は今の常識を破壊し、新たな常識を創造することで大きな社会貢献をすることです。

Reason=理由:というのは今ある流れに逆らって何かを創り出すという行為は達成できたときに世界中を巻き込む成果を生むことができると考えるからです。

結論のあとにきちんと根拠が示されていますね。

『新たな常識を創造したい=世界を変えたいからだ』

論理構成としてはこんな感じですかね。

内容の良し悪しは置いておくとしても

構成は基本に忠実でとてもよいですね。

【改善点】3つのポイント

パッと思いつく改善点のみ記載しますね。

本気でハイレベルなESに仕上げるのであれば

改善点は3つどころじゃないですが。

1.一般論不要!理由・具体例に『実体験』を入れよう

理由・根拠には『何かしらの経験』があるはず。一般論ではなく実体験を書いてほしい

ES添削をしていて最も多い指摘が

『実体験が入っていない』ということ。

一般論を並べれば"それっぽい"感じになります。

今回の例でいうなら以下の文章は不要です。

貴社は夢の素材と言われる炭素繊維に積極的に投資をしていて、これが実現すれば社会的にとても価値のあることだと言えます。

 東レ炭素繊維に注力しているのは自明です。

社会的にも価値があるなんて当たり前です。

  • なぜ「君が」炭素繊維に注目したのか。
  • なぜ「君は」社会的に価値のあることにチャレンジしたいのか?
  • 「君は」具体的にどんなことにチャレンジしたいのか?

主語を自分に置き換えて考えてみてください。

難しいからといって一般論に逃げるのをやめましょう。

2.話言葉をやめて!正しい日本語で!

今回の例でいうなら『というのは』

提出してきた文章が話し言葉で書かれていたら

猛烈に違和感を覚えます。

僕が人事部だったら変な日本語だった時点で落とします。

ESをいろんな人に読んでもらっていたら

誰かに指摘してもらえる内容ですからね。

正しい日本語ってなんだよ、と思うかもしれませんが

『誰かが違和感を覚える文章』は再考の余地があります。

だからこそいろんな人に読んでもらうべきなんです。

3.論理構成が甘い

厳しい意見ですが、論理構成が甘すぎます。

原文から論理をくみ取ってみましょう。

新しい常識を作りたい

(なんで?)→世界を巻き込む成果だから(?)

(なんで?)→大きなイノベーションに高揚するから

(なぜ東レ?)→炭素繊維に積極投資しているから

(なぜ炭素繊維?)→身の回りの繊維を代替し新常識を作れるから

かなり好意的に抜き取ってみました。

こうやって抜き出してみると

論理的につながっていない気がしませんか。

そもそもなんで世界を巻き込む成果を出したいの?

Appleを生み出したジョブズがカッコイイと思って生きてきたから

みたいな実体験を伴う理由が必要なんですよ。

これだけだとダサいですが、ないよりマシです。

ESを書いたら論理構成を一度抜き出してみてね!

炭素繊維を「新しい常識」とするためにキミに何ができるんだい?(何がしたいの?)

ここまで言わなければ志望理由にはなりません。

例えば僕ならこんな感じで書きますかね。

  • リサイクル可能な炭素繊維を生み出したい
  • 新工法で鉄に匹敵する価格を実現したい

【添削後】1・2文目だけを書き直してみた

PointとReasonの1・2文目を書いてみますね。想像の域を出ないので内容についてはご容赦ください。

私は貴社でリサイクル可能な炭素繊維を開発し、身近な繊維に発展させることで新常識の創造に挑戦したいです。(Point)

大学において研究活動を通じたイノベーションに高揚し、大きな成果を出したときに喜びと達成感を味わってきました。(Reason)

  • 1文目は結論。
  • 2文目は結論を支える根拠(理由)

まずはこれだけ覚えていてくださいね。

 

 

ではまた

 

 

なぎ