- SPI対策なんてしなくて大丈夫
- ノー勉だったけどなんとかなった
- 中学受験をしていればノー勉で余裕
僕が就活をした2016年においても
『SPI対策は不要だ』という風潮がありました。
どれだけ自信があっても絶対に対策はしておいたほうがいい。備えあれば憂いなしだからね。
多くの大企業でSPI(テストセンター)を導入しているので、大企業を受ける就活生であれば、SPIを避けて通ることはできません。
特に日系企業では高い得点率を求められます。
SPIの得点率が低かったことが原因で
就活に苦労することだってあります。
僕の知り合いにもSPIの点数が低すぎて面接までたどり着けずに苦労している人がいました。もちろん、SPI対策は全くしていなかった。
SPIは対策さえすれば誰でもある程度の点数を取ることができる試験だと思うので、絶対に対策をしましょう。
『一度受けた結果を使い回すことができる』ため、きちんと対策をすれば1回の受験で済むのも嬉しいところですよね。
本記事では能力テストと適性(性格)検査に分けて
SPI(テストセンター)の対策を考えていきます。
- そもそもSPIってどんな試験?
- 適性検査(性格診断)の対策方法は?
- 学力試験の対策方法は?
- 理系は旭硝子(AGC)を受けると良いって本当?
- 【実体験】理系院生の友人ら3人と『旭硝子』を受けた話
- 【まとめ】SPI対策は必要だ!
そもそもSPIってどんな試験?
リクルートキャリアが開発した適性検査のこと。
- 基礎学力検査
- 性格診断
これらの2つがセットになっています。
2018年10月時点で『SPI3』に進化を遂げています。
年間12,600社、200万人の受検者数。SPI3とは、適性検査のスタンダードです。40年以上の実績と採用適性検査で最も歴史があり、裏付けとなるデータが豊富なSPI3。
SPI3はいわゆるテストセンターで受検する場合がほとんど。
テストセンターとは『リクルート運営の専用会場』のことで、採用する企業にとっては人件費(工数)削減のためテストセンターを利用するんですね。
基礎能力検査(学力試験)とは?
いわゆる学力テストです。
SPI対策というと基礎能力検査を指している場合がほとんど。会場受験のテストセンターであれば、言語・非言語・英語・構造把握の4種類に分かれています。
英語・構造把握についてはオプションのため企業によっては不要の場合も多いです。
僕が受けた日系大手メーカーでは言語・非言語のみの受験でした。
適性検査(性格診断)とは?
適性検査ではあなたの人柄を総合的に診断します。
25観点・77パターンの質問例で、面接対策が万全の学生が多い新卒採用でも、人物面を的確に掘り下げて確認できます。
数百問の質問に回答することであらゆる特性の傾向を把握しようとしてきます。
適性検査(性格診断)の対策方法は?
たった1時間!無料の『嘘判定』を受けよう
『事前に精度の高い性格診断を受けておくこと』
これが最良の対策だと思います。
性格診断が厄介な点を挙げますね。
- 本番でしか受けないため回答に迷いが出る
- 自分がどういう評価をされているのか不明
- 似たような質問に矛盾がないか不安
特に『回答の矛盾がないか』という点が、僕の実体験からもめちゃくちゃ不安になります。そんな就活生の皆さんにおすすめしたいのが『キミスカ』というサービス。
無料会員登録をするだけで受検可能な性格診断の精度が非常に高い。虚偽傾向判定(嘘ついていないか)をしてくれる点がかなり良いんですよね。
Webで無料で受けられて
結果をその場で教えてくれて
SPI/Webテスト対策になる。
就活生にとってはかなり嬉しいサービスです。
『キミスカ』自体はリクナビ/マイナビのような大手の就活サービスではないですが、優良な企業と優秀な学生たちを少数精鋭でマッチングさせる(=スカウトしてくれる)サービスですので、登録しておいて損することはないかな?と思います。
僕の受検結果はこちらの記事でどうぞ。
学力試験の対策方法は?
2週間の事前対策(問題集1冊)と本番を何回か受験する!これが基本方針です。
SPI対策本を一冊を徹底的にやりこめば十分?
基礎学力がある(ある程度名の知れた大学に通う人)なら、問題集を一冊やり切るだけで十分な対策になります。
SPI対策本と全く同じ問題はなかなか出ませんが、傾向はしっかり捉えられています。
本屋で手にとってみて『自分がやり切れそうなもの』がベストですので、おすすめはコレ!と断定できません。
敢えて一冊あげるなら、やはり『ノートの会』ですかね。
SPI対策本としてそれなりに歴史と実績があるので、僕の周囲でも多くの人が使っていました。
何ヶ月もかけて対策をする必要はなし(そんな暇はない)
1~2週間の短期対策で十分です。
対策期間は人によって異なるといえばその通りなんですが、あまり長期間勉強するのはおすすめしません。一冊の問題集を1-2週間で1-2周しましょう。
業界研究、説明会、OBOG訪問、ES、面接練習など就活生は他にもやるべきことがたくさんあるからです。
大学のテスト勉強を思い出してみてください。
だいたい1週間前くらいから対策を始めますよね?
1ヶ月も前から勉強することなんて稀なはず。
単位取得がかかったときの勉強のように
破竹の勢いがあればSPI対策なんて余裕です。
『1ヶ月以上かけて対策しましょう』
そんな言葉に騙されることなく
短期対策で乗り越えましょう。
2週間で言語・非言語のみを対策しよう
基本的には『言語・非言語のみ対策』
学力テストには言語・非言語・英語・構造把握の4種類がありますが、言語・非言語の2科目から仕上げるべきです。余裕があれば英語・構造把握をやってもいいかな...という感じ。
4種類を2週間といわれると少し心苦しいですが、言語・非言語の2種類を2週間ならなんとかなりそうですよね?
2週間はあくまでも目安なので、自分の実力を振り返って期間は調整してください。
なんで言語・非言語を中心にやるの?
どの企業においても必須だから。
『英語と構造把握は不要な企業が意外と多かった』というのが体感としてあります。僕の実体験からいくと大部分の大手メーカーは『能力検査のみ』つまり、言語・非言語の2科目だけでOKでした。英語についてはTOEICスコアで判断している模様。
英語・構造把握は対策しても意味がなかったということですね。
自分の受ける企業が英語・構造把握の必要な会社か?を先に調べてみるといいでしょう。
理系は旭硝子(AGC)を受けると良いって本当?
ネットなどでも噂になっている『旭硝子』
- 選考が早くテストセンターを早期に受けられる
- テストセンター通過のボーダーが高い
- 旭硝子を通過すれば他社でも通用する(らしい)
つまり旭硝子さえ通ればテストセンターはOK
僕が就活した当時(16卒)から
ネットに書かれていました。
本当なのか?実体験を綴っておきます。
【実体験】理系院生の友人ら3人と『旭硝子』を受けた話
化学系の大学院生だったこともあり、第一志望群に入っていた旭硝子(AGC)を受けることにしました。
『旭硝子さえ通ればテストセンターは大丈夫』という噂の真相を確かめるべく、一緒に受けた3人の友人の結果も綴っておきますね。
テストセンターの得点率によって通過連絡に差があった
- 友人Aに最初に通過連絡
- 1日後に友人Bにも通過連絡
- 2日後に自分にも通過連絡
- 1週間以上遅れて友人Cに通過連絡
ちなみにテストセンターでの手応え(自己評価)は
- 友人A:8~8.5割
- 友人B:7.5~8割
- 僕:7~7.5割
- 友人C:6~7割
こんな感じで得点率によってテストセンターの合格連絡に差がありました。僕らは『学歴は同じ』なのでテストセンターの得点率によってのみ順番を変えていたんだと推測できますね。
当時はテストセンターを通過した順番に面接予約ができるようになるシステムでした。
1週間以上遅れて通過連絡のきた友人Cは、すでに面接日程がほぼ予約で埋めつくされていて『合格なのに不合格みたいなもんじゃん』と嘆いていました。
理系は旭硝子(AGC)を通過すればOK!は本当だった
友人C(1週間後に通過)でも他社でテストセンターの得点率を理由に落とされたことはなかったといっていました。
『旭硝子を通ればテストセンターはOK』
この噂はあながち間違っていないのかもしれません。
【まとめ】SPI対策は必要だ!
テストセンターはしっかり対策をして受けましょう!
ではまた
なぎ