理系就活生の皆さん、こんにちは。
学校推薦を取るべきか悩んでいます
僕は就活時に『学校推薦』を取ったよ。後悔はない。
推薦を取ったほうがいいってことですか?
いや、全員が取ったほうが良いわけではないよ。
そうなんですか?推薦について詳しく教えてください。
『学校推薦』を取るか否かって
理系就活生特有の悩みですよね。
社会人3年目になる私ですが
いまだに研究室の後輩から
就活についての相談を受けたりします。
- 学校推薦を取るべきか迷っている
- そもそも学校推薦ってなに?
- どんな人が推薦を取るべきなの?
- 推薦を取るか迷ったときはどうすればいい?
- 自由応募との違いを知りたい
そんな理系就活生のあなたに向けて
自由応募との違いについても触れながら
実体験も交えて学校推薦の解説をしていきます。
- そもそも学校推薦とは?自由応募との違いは?
- 学校推薦は辞退できないって本当?!
- 学校推薦は企業によって違う!落ちることも!
- 学校推薦を取得しても自由応募でがっつり就活
- 【注意】自由応募の途中で『推薦取得』を促される場合あり
- まとめ
そもそも学校推薦とは?自由応募との違いは?
ご存知の方も多いと思いますが最初に説明しておきます。
学校推薦は企業が大学に求人を出していて、そこに学生が応募するシステム。大学内で一度選抜されるため『企業と面接するのは最終面接(1回)のみ』という場合も結構あります。
会社は学科ごとに求人を出していることが多いので、学校推薦のライバルは同じ学科の学生であることがほとんど。学科内での選抜だとライバルが少ないから良い!という意見もありますが、学校側は推薦希望者の中での順位をつけるのが難しいため、それまでの成績(GPA等)で決められてしまいます。
成績が良い人にとっては推薦は良いシステムですね。
自由応募との違いを端的に書くと
- ライバルが少ない(学内のみ)
- 最終面接で受かる確率が高い
- 基本的に辞退不可
第一志望だ!と断言できるなら迷わず取るべき
自由応募って?どんな人におすすめ?
自由応募はその名の通り『学生が会社に直接自由に応募できる求人』です。
- 何社でも自由に受けられる
- 複数回の面接クリア必須
- 辞退も自由にできる
- 専攻に関係なく職種・企業を選べる
- (デメリット)倍率が高い
一長一短ありますが
- 自分の実力に自信のある方
- 推薦を出していない企業が第一志望
- 第一志望を決めかねている
こういった方の場合は自由応募がおすすめ。
学校推薦は辞退できないって本当?!
学校推薦は一度取得すると基本的に辞退できません。
私の知っている中では『学校推薦を取得していて最終面接通過(内定)後に辞退』した人はいませんね。大学側としても許さない場合が多いはずです。
噂レベルですが、推薦+内定で辞退した人には大学側からこっぴどく指導が入ったとか、翌年から推薦が来なくなった等と聞いたことがあります。
推薦を辞退する方法はゼロではありません。
- 最終面接を受ける前に辞退した
- めちゃくちゃ適当に受けた(強者)
この2パターンで辞退した人を知っています。
最終面接を受ける前の段階で
『国家公務員試験に受かった』
『博士課程に行くことを決意した』
これらの理由で一度はもらった推薦を
辞退した人たちを知っています。
説得はされたようですが揉めることはなかったようです。推薦をもらう段階で、企業(リクルーター)に予め伝えていたからだと思います。
推薦をもらったけど、途中で第一志望が変わった人も知っています。
『めちゃくちゃ適当に受けて落ちた』という結末でした。強者ですね。
個人的には同じ状況になったら、正直に伝えて最終面接を受けに行かない(辞退する)という選択をすると思います。
『内定をもらってから辞退したくなった』という場合、困っちゃいますね。
辞退する理由にもよると思いますが、人生一度きりなので誠意をもって伝えましょう。企業にとっても入社後に辞められるよりは被害が少ないですから、win-winです。
基本は辞退できないから、『絶対に第一志望だ』と言える企業の推薦を取ろう
学校推薦は企業によって違う!落ちることも!
学校推薦の意味は企業によって異なります。落ちる場合もあるので気を付けて。
私が受けた企業のように、リクルーター(大学OB)がついてくれる企業は、推薦を取ったらほぼ間違いなく受かる傾向にあります。
数が多く求人を出している企業なんかは注意が必要です。
とりあえずバラまいて、選ばれるのは数人。
そんなパターンも聞いたことがありますね。
『推薦をとればほぼ間違いなく受かる企業』を知りたい場合は、先輩(OB/OG)に聞くのが一番です。
どちらかといえばほぼ受かる場合のほうが多い気がしますけどね。
推薦を取ったから安心!というわけじゃないんだ
学校推薦の対策は必要?
学校推薦を取得しても自由応募でがっつり就活
仮に学校推薦を取れたとしても安心してはいけません。
推薦がなかった場合と同じくらいの気持ちで
自由応募でがっつりと就活をしてください。
推薦だけだと後で必ず後悔する。
隣の芝生は青く見えるもの。
就活で大事なのは『納得感』です。
『自分の実力でも自由応募で受かるんだ』
そう感じられたら就活は大成功。
入社後にも自信を持てますよ。
自由応募でがっつり就活をすべき理由は以下。
1.推薦でも最終面接は絶対にある
推薦のための練習だと思うべし
学校推薦で落ちる原因の1つに
- 最終面接をなめていた
- 面接練習を一切しなかった
- 絶対に受かるものだと油断していた
上記のように面接に起因したものがあります。
自由応募で予め複数社受けておくことで
推薦の最終面接対策をするのです。
自由応募で受ける企業は
- 学校推薦の同業他社
- 全く違う業界のリーディングカンパニー
- 職種別採用をしている企業
こういったところが良いでしょう。
他業界のトップの雰囲気を味わってみると、『トップってすごい』ってなります。めちゃくちゃ勉強になりますよ。
興味のある職種で受けると、職種に対する理解がぐっとあがるのでおすすめです。
他業界でも間違いなく刺激にはなりますが、推薦時により近い感覚を持てるはずなので同業他社を1社は必ず受けましょうね。
2.事前に内定をもらっていると気が楽になる
僕も、自由応募でいくつか内々定を頂きました。
推薦面接前に内定を頂けていると
『別に落ちてもなんとかなる』
という謎の自信を持てるのです。
精神面は推薦での最終面接で実力を発揮できるかどうかに大きな影響を与えます。事前に内々定をもらえていなかった友人は、推薦頼りになってしまってガチガチに緊張。
結果、推薦があったのに最終面接で落ちてしまいました。
内々定がなく、実力を発揮しきれなかったんですね。
自由応募、手を抜かずにやりましょう!
3.企業を深く知る最初で最後のチャンス
いま思えば『就活』以上に企業を深く知るチャンスはないと痛感しています。
就活生という特別な立場だからこそ
企業側も情報をどんどん提供してくれます。
- こんな企業(業界・職種)もあるんだ
- 名前も知らなかったけど良い企業だ
- 活き活きと働く人が多い企業だ
推薦取れたら、はい!就活おしまい!
と考えている人は今一度考えなおしてみてください。
就活が終わると、よほどのことがない限り
企業を知るチャンスなんてありませんよ。
【注意】自由応募の途中で『推薦取得』を促される場合あり
自由応募で受けていたのに
『推薦を取ってきたら内定をあげます』
なんて言われることがありました。
たしかにまあ第一志望感を出していたけど。
最終面接の前後でいわれることが多いですね。
自由応募だからといって安心しないように。
もしもそういわれてしまった場合の対応は
僕の場合、以下のように伝えました。
- 『現時点で推薦は取らない』
- 『〇月〇日までいろんな業界を受けたい』
- 『〇〇業界なら貴社以外考えていない』
この3点を伝えたら結構な期間、待ってくれました。
理由が明確であればきちんと伝えると
企業も意外と対応してくれます。
嘘をつかず、しっかりと想いを伝えましょう。
まとめ
学校推薦はよく考えてから取得しよう!
自由応募も全力で取り組まないと後悔するよ
ではまた
なぎ