- ESの内容がかぶって困る
- 特にガクチカと自己PRの違いに悩む
- どうやったら違いが出せるの?
悩める就活生のみなさん、こんにちは。
16卒・理系院卒で大手メーカーに就職しました。
研究開発職×社会人4年目の"なぎ"と申します。
『ESの内容がかぶってしまう』という悩みは
かなり多くの就活生が抱えていると思います。
僕もESを書き始めた当初は困りました。
そのときの経験を振り返りつつ
社会人経験もふまえて対策を伝えます。
社会人になって約3年が経とうとしていて
ES添削人数も累計50人を超えています。
刺さるESもなんとなくわかってきたかな。
悩んでいる就活生のあなたへ届きますように。
- 【質問】就活生から悩みが届いた
- 結論│同じ経験でもエピソードは変えよう
- 対策│じゃあどうやってESを書けばいいの?
- 【実体験】ゼロベースでES書いてみる
- 『強みがわからない』焦っている就活生あなたへ
- 最後に│悩める就活生におすすめの記事
【質問】就活生から悩みが届いた
就活生からESの書き方について相談がきました。
はじめまして。20卒就活生です。ガクチカと自己PRのエピソードが被ってしまいます。内容的に同じ経験でもいいのでしょうか?エピソードは変えて書こうと思っています。具体的にはずっと続けているホテルでのアルバイト経験で、アピールポイントとなる強みの部分は変えてかこうとしています。
ガクチカ?なんだそれ?ってなりました。
『学生時代に頑張ったこと』って
『学生時代力を入れて取り組んだこと』ともいうので
いまどきの就活生は『ガクチカ』って略すんですね。
20卒就活生とのジェネレーションギャップを感じました。
さて、質問にお答えしていきたいと思います。
ポイントは『エピソード・強みを変えられるか』ですね。
結論│同じ経験でもエピソードは変えよう
項目ごとにエピソードと『強み』を変えてほしい
同じ経験(例えば『アルバイト』とかね)でも
たとえばリーダーとフォロワーのように
求められる役割が違う経験をしていて
複数のエピソードを用意できるのであれば
同じ経験であっても十分良いと思います。
- リーダーでは『他を巻き込み諦めず取り組む力』
- フォロワーでは『リーダーと随時相談する協調力』
あくまで一例ですが、強みをこうやって変えてほしい。
- アルバイト始めたて=フォロワー
- 数年たった頃=リーダー
こんなイメージです。
質問してくださった就活生も感じているようですが
アピールポイントを変えられるのであれば
聞き手の面接官も納得してくれるでしょう。
『ESに同じことを書くのはもったいない』とは思う
正直、複数の経験をしていてほしい。
どうしても1つだけしか絞り出せない!
なんて場合を除いて複数の柱を用意してください。
たとえばアルバイト経験だけを語っちゃうと
大学生の間、アルバイトだけしか頑張ってないの?
いじわるな面接官は必ず聞いてくるでしょう。
いや、いじわるだと思うだけで言葉にはしないか。
僕が面接官だとしても気になりますからね。
同じ経験だけで貫きとおすのは結構しんどいかも。
対策│じゃあどうやってESを書けばいいの?
- 経験を定量的に振り返ってみる
- エピソードをひねり出す
- エピソードを深堀し強みに昇華させる
この手順で必ず書けます。
【実体験】ゼロベースでES書いてみる
仮にいまの僕が就活生に戻ったと仮定して
ゼロからESを書いていきたいと思います。
STEP1│経験を定量的に振り返る
経験と期間を書き出してみて!
僕の場合、以下の通りです。
- 塾講師アルバイト経験(6年)
- 授業・勉強(3年)
- 研究活動(2年強)
- サークル活動(2年)
- 研究のため海外に滞在(1ヵ月)
- 国家資格取得(3ヵ月)
- 社会人イベント企画・運営(半年)
我ながらいろいろ経験してきていますね。
短いものだとたったの1ヵ月ですが
濃厚な1ヵ月であれば十分アピールできます。
大事なのはとにかく『やったこと』を書くこと。
これはアピールできないんじゃないかな...
なんて考えるのは後からで良いです。
ここで1つしか経験があげられないのであれば
今からでも良いので何か経験してみてください。
何でもいいんです。
- 友人を誘ってランニング(1ヵ月継続中)
- 友人を誘って筋トレ(6ヵ月継続中)
- 自分を変えるためにジムに通い始めた(3ヵ月継続中)
STEP2│エピソードをひねり出す
出てきた経験の中から『映画のワンシーン』を切り出す感じ
- 苦労した・大変だったことは?
- 楽しかったことは?
- 他人と積極的にかかわった経験は?
例えばこんな切り口で考えてみてください。
単純に『最も長く継続していること』でもOKです。
僕の場合は塾講師ですね。大学生活より長いですから。
・塾講師で大変だったこと
→英語の授業力向上のために発音から勉強しなおした
・楽しかったこと
→講師のレベルアップのために模擬授業会を主催したこと
(もちろん、参加者全員、時給をもらってね。)
・他人と関わった経験
→これも模擬授業会の運営かな?
(20人くらいの集団授業もあるが生徒だしなあ)
上記のどれであっても『映画のワンシーン』になりそうでしょ?
STEP3│エピソードを深堀し強みに昇華させる
エピソードと強みはセット。強みまで昇華させて初めて良いESになる!
なぜ?をキーワードに深堀していきましょう。
なぜ?と考えていくときのポイントは
1つに絞る必要はないということです。
理由は複数あって当然ですから。
本音と建前もうまく使い分けましょう。
字数は気にせずにとにかく書きなぐるんです。
さて『塾講師×模擬授業会』というテーマで
エピソードの深堀を実践していきますね。
1.なぜ模擬授業会を開こうと思ったの?
本音)教室長との飲み会で『やろう』と盛り上がったから。給料出すっていうし。
建前)講師の指導力の差を感じ、リーダーとして何とかしたいと思ったから。
本音と建前を使い分けましょう。
2.なぜ講師の指導力に差を感じたの?
本音)学歴低いし、全く努力してないし、説明が下手。
建前)生徒アンケート結果の満足度に50%以上の差があったから
本音の部分も言い方を考えたら使えますよね。
『授業準備を全くしないで臨んでいる姿を見て』とか。
3.なぜ生徒満足度に差があったの?
生徒に直接聞いた結果『ノートに書かされる内容がまとまりがなく、授業後に見返しても何がポイントかわからない』ということが判明。
一方で満足度の高い講師の授業は『生徒のノートもわかりやすかった』
このギャップを埋めることが必要であると考えた。
対策として『模擬授業会』を企画・運営することで
満足度の低い人・高い人がペアとなり
本人に気づきを与えたいと考えた。
この内容を社員である教室長に直談判し"給料をもらって"実現させたんです。
脚色はありながらも、ほぼ実話なので
スラスラとかけました(笑)
自分の強みは『分析力と巻き込み力』
なぜ?と深堀していったエピソードを俯瞰してみると
どこに問題があるのか?を分析する力がある
人を巻き込んで(協力してもらって)取り組める
要するに『分析力』『巻き込む力』が強みだといえます。
粘り強さ、といいかえてもよいかもしれませんね。
果たしてこの強みは本当なのでしょうか?
- 背伸び(無理)をしていない?
- ウソで出来上がった強みになっていない?
- 「自分らしいな!」と思える?
これらの質問に全てyesと言えるなら完成です。
あとは文字数を気にしながら『文章化』ですね。
文章にしていくコツは別の記事で述べるとして。
『強みがわからない』焦っている就活生あなたへ
キミの強みを教えてくれる『キミスカの適正検査(性格診断)』を受けてみよう
自分の強みがわからないのであれば
教えてくれるツールを活用してみましょう。
僕の結果は以下の記事にのせています。
人付き合い・行動的など『社交性』が強みだとのこと。
『分析力』は出てきていませんね。
これは性格ではなく大学での研究など
実体験から伸ばしてきた部分だからかな?
無料会員登録だけで受けられるので、ぜひ。
最後に│悩める就活生におすすめの記事
オススメ記事もどうぞ!
ではまた
なぎ