大学3年生の夏に初めてインターンシップに参加しました。
ブリヂストンの技術系インターン。
当時をメモを見返しながら
記事を書いていきます。
『インターンシップって面白そうだな』
当時は軽い気持ちで申し込みました。
このインターンシップで得たものは大きかったですね。
結論を先にお伝えしておくと
こんな感じ。ものすごく良い経験になりました。
僕はいまだにブリヂストンのファンです。
それでは実体験を振り返っていきます。
インターンシップの期間・内容・報酬などは?
期間は3週間の長期!実務体験型インターン!
3週間のインターンシップでした。
5日×3週間=実働15日です。
初日にオリエンテーション・会社(工場)見学などがありました。
2日目~14日目までが部署で業務を体験。
最終日にはインターン生が全員集まって報告会をやりました。偉い人(課長クラス?)も来ていた気がします。これはいまでもやるのかな?報告会があったから僕は大学院に行こうと思えた部分があるのでやっていてほしいな。
インターンシップ中に実際に部署に配属され、業務に携われるのは2週間程度なので意外と短いです。
そのうち3日程度は最終報告会の発表資料準備と発表練習をやっていましたね。
応募はいつすればいいの?公式HPをチェックしよう!
6月中旬頃に応募です!
- 応募可能期間:6月中旬~末頃
- 書類選考結果:7月中
- インターン参加:8月中旬~9月初旬頃
夏休みを利用したインターンシップなので毎年こんな感じだと思います。
6月頃に以下の公式HPをチェックしましょう!
技術系インターンシップ情報 | 採用情報 | 株式会社ブリヂストン
内容は?テーマごとに専攻が決まっている
『ゴム』に関する研究開発系のテーマがメイン。
もちろん、ゴム以外のテーマもありますよ。
これも詳しくは公式HPをチェックしてください!
僕は当時興味を持っていた『知的財産部』に応募しました。知財部は学部学科不問!だったので大学3年生の研究室配属前でも行ける可能性があると考えたんですね。
技術系インターンシップはエントリーする段階でどの職種・テーマを希望するかがわかれています。専攻のミスマッチを避けるためですね。
テーマによって求められる専門性が大きく異なるので、機械系しかダメ!みたいな枠も多いです。入社しちゃえば意外と関係ないんですけどね。
当時の僕は知財部の仕事に興味を持っていたこともあって、知的財産管理技能検定3級という名前の堅苦しい国家資格を取っていたんです。身近なところでいえば簿記三級みたいなものかな?『知的財産に関する一連の知識がありますよ〜』という程度のものなので実務には繋がらないのですが、知財部に興味があることをアピールするには十分でした。知財部へのインターンを考えている人はぜひ取ってみてください。合格率も高めの資格ですよ。
報酬は?交通費(出張旅費)+食費補助のみ!
残念ながら報酬はありませんでした。
お金が欲しければバイトしていたほうが無難です。
交通費+お昼ご飯代(1日2000円)が支給されました。大手企業の中でもメーカーのインターンシップはどこも似たようなもんですが、食費が2000円も出るだけ有難いほうです。
選考は?僕はESのみだった!面接ありの場合も!
- 応募者多数の場合→面接
テーマごとに専攻しているはずなので、あるテーマに複数人の応募があり、書類上だと優越つけ難い場合は面接をしているのではないかと推測しています。
僕は面接がなくES(書類選考)のみでした。
インターン同期の中にはやはり面接があった人もいたようなので、テーマによりけりですね。人気のテーマは凄い倍率な気がします。
遠方(地方大学)からでもインターンに参加できるの?
できます。僕が参加したときにも数名いました。
募集要項にも以下の通り説明があります。
宿泊施設:遠方からお越しの場合、弊社にて用意します。
(実習先により条件が異なります)
東北大学、九州大学などの旧帝大が多かったかな。これまたうろ覚えですが、参加者の学歴はそれなりに高かった気がしますね。
【実体験】インターンに参加してわかったこと
技術(研究)開発の分業が進んでいた
大企業は自分の携われる範囲が狭い!なんてよく耳にするけど、実際にインターンシップをしてみてよくわかりました。1人の社員が担う技術領域の狭さね。狭い分めちゃくちゃ深い。それを人数でゴリ押す感じ。
とある技術分野のこの部分はこの人!みたいな印象を持ちました。スペシャリストが数多くいるのが特徴です。カッコいいな~と思っちゃいましたね。
知財部は技術開発系の人とは少し印象が違って、各分野を広く浅く知っているという感じ。自分は技術開発がしたいんだな~と痛感しました。
推薦を取らないとほぼ受からない企業だった
説明会では知り得ない情報の1つを先輩から聞けた!
インターンで得た情報ってたくさんあるんだけど、その中でも衝撃的だったのが『推薦がほぼ必須』という情報。これって説明会でもわからない情報なんじゃないかな?リクルーター(OBOG)に直接聞いてみて初めてわかる情報だと思います。
ネット上にもかかれてたりはするのかな?
年次の異なる先輩方に聞いてみても、内定者はほぼ推薦取得者で埋め尽くされるそう。人気企業ゆえ、仕方ないような気もするけれど。
これまたうろ覚えで申し訳ないんだけど、自由応募で入社した人は仮に同期が100人いたら1人いるかいないかくらいの割合だった気がします。もう5年も前の話なので状況は変わっているかもしれませんが。
タイヤ以外(化工品)にも積極的に取り組んでいる
ブリヂストン=車のタイヤ!というイメージしかないと思いますが、ゴムを活用した製品(化工品と呼んでいたはず)にも力を入れてることがわかりました。例えば以下の製品。
- 免振ゴム
- 航空機リトレットタイヤ(これはタイヤかな?)
- OA機器用部品
- etc,
5年前の段階でブリヂストンの売り上げの約15%が化工品だったような。免振ゴムの開発とかやりがいありそうだな~なんて思っちゃいました。研究開発してみたい!という想いはここから生まれました。
ブリヂストンなら技術系でも都会(東京/神奈川)で働ける
各拠点の工場配属は除きますが、研究開発職の大半は東京都小平市の本社で働いています。一部は神奈川県横浜市にある工場という感じ。メーカーなのに田舎じゃないってマジで羨ましい。
説明会に行けばわかる情報かもしれませんが、部署単位でどこで働いているか?まではインターンに行かないとわかりません。自分の配属可能性のある部署の人に直接聞ければ別ですけどね。そもそも配属可能性のある部署を特定するのが普通は困難なはず。
大半は東京本社だけど一部は別拠点!なんて場合は説明会だとサラッと流されてしまいますからね。
自分のインターン先の部署に、入社後に必ずしも配属されるとは限りませんがその確率は高いと思います。部署の雰囲気を知った上で入社してくれているんだから企業側もその部署で働いてほしいですよね。
ああ、ブリヂストンに入社すれば良かったかなあ。
知財部は個人プレーが多かった
僕の行った部署は業務のほとんどが個人プレーでした。もっとワイワイとチームで仕事をしてるイメージを持っていたので、少し寂しかったですね。
知財部員同士で一緒に仕事をする!みたいなことはほぼ無かったです。他部署の発明者と関わったり、事務所の弁理士さんとやりとりするのがメインなので、自席周辺で誰かと話す必要性がないんですよね。フロアが殺伐とした感じでなんか嫌だなあ〜という印象を持ってしまいました。個々に話を聞くといい人ばかりだっただけに、うーん、ちょっと残念。
これは『ブリヂストンだから』というわけではなくて知財部はどこの企業も似たような感じだということがわかりました。現在は社会人3年目で研究開発職をする中で知財部の方と仕事をする機会もあるのですが、やっぱり個人プレーです。
個人プレーが良い・悪いではなくて、自分に向いているかどうかです。
理系卒の社員さんはやっぱり高学歴?
知財部は理系卒が多かった印象ですね。そしてみんな高学歴。偶然かもしれませんけどね。新しい技術を常に理解し続けないといけないので、それなりの賢さが求められるからかなあ?と思います。ちなみに僕のお世話をしてくださった方は京大出身の方でした。知性と品格を感じました。
通勤の辛さがわかった!電車通勤はシンドイね
入社後を疑似体験できるので通勤の辛さがわかるのもインターンの良いところ。
僕の場合、満員電車が嫌で嫌で仕方なかったです。
これが毎日続くのかあ〜って思うとなんだかね。
いま考えれば職場の近くに住むっていう選択肢もなくはないけど、将来的に結婚とか考えると電車に乗る可能性の方がやっぱり高い気がしますね。
インターン終了時に質問してよかったこととは?
自分の印象・改善点を聞いて良かった。
インターンが終わるタイミングって、担当してくれた社員さんやその上司・受け入れ先の部署の偉い人・人事部採用担当!みたいな人たちと話す時間を設けてくれる場合があるんですよね。
一緒に過ごす期間が長かった面倒を見てくれた方に聞くのが1番ですね。
会話する時間を取ってくれない場合、面倒を見てくださる社員さんに事前に相談しておくことをおすすめします。インターンの最終日に振り返りの時間をください!っていえば絶対に時間を作ってくれるはず。わがままでいいんです。
- 自分の印象はどうでしたか?(初対面とインターン終了時)
- 自分の改善点を教えてください。
こんな感じでストレートに聞いちゃいましょう。
『初対面のときはもっと暗いヤツだと思ったよ(笑)』
『自分の伝えたいことを、もっと端的に伝える意識を持つともっとよくなると思うよ。なぜなら報告にたっぷり時間を取ってくれることはなくなっちゃうから。』
これらのフィードバックをもらえたのは良かったですね。
まとめ
ブリヂストンのインターンはめちゃくちゃ良い経験になりました。
3週間は長いようであっという間。
得られるものが大きいので皆さんもぜひ。
ではまた
なぎ